押さえておきたい
7つの条件
01.目的に合わせた塾を選ぶ
子どもたちの学力向上や進学を目指すためには、塾に通わせる目的を明確にすることが重要です。
塾に通う目的と、その塾の特徴が合っているかどうかを見極める必要があります。
また、個人経営塾と大手学習塾によっても、教育スタイルや学習の進め方が違います。
進学塾or補習塾or総合塾or専門塾
-
進学塾
進学塾は、中学・高校・大学の受験対策に特化した学習塾です。学校のカリキュラムに加えて、応用問題や入試問題に取り組み、志望校合格を目指します。
-
補習塾
補習塾とは、学校の授業の予
習や復習を中心に行う塾です。
学校の授業でつまずいた部分や理解が浅い部分を再度学習し、補強することが目的です。 -
総合塾
総合塾とは、進学塾と補習塾の両方の特徴を兼ね備えた塾です。学校の授業の補強からテスト対策、受験対策まで、レベルや目的に合わせて目標の達成を目指します。
-
専門塾
専門塾とは、得意科目の強化や難関校への合格など、何らかの目的に特化した塾です。その分野に特化した講師がそろっており、専門的に学びたい場合に効率的です。
個人経営塾or大手学習塾
-
個人経営塾
個人経営塾は、地域密着型で、その地域の学校やイベントに合わせて学習ペースなどを臨機応変に対応してくれることが多いのが特徴です。
-
大手学習塾
大手学習塾は、日本全国の校舎で同じ品質や内容の授業・サービスを受けられるのが特徴です。また、昨今の試験の傾向や全国のデータなど、幅広い情報を持っていることが多いです。
02.子どもにあった授業形態を選ぶ
子どもの学習効果を最大化するためには、適切な授業形態を選ぶことが重要です。
子どもの性格や学習スタイルに合った授業形態を比較検討してみましょう。
集団授業の特徴
集団授業は、1つの教室で複数人の生徒を集めて授業を行います。人数が多いことで、周りの生徒との競争心やライバルを意識しやすくなり、学習へのモチベーションにもつながります。しかし、個別指導とは異なり、一人一人に多くの時間を使えないので、授業中ですべて理解することは難しくなります。基礎が定着していない生徒や自分で復習できない生徒には集団授業は向いていないかもしれません。
個別指導の特徴
個別指導は、少人数制で行われる授業形態です。わからない問題があれば、すぐに質問ができるため、その場で理解・定着を図ることができます。また、子どもそれぞれの学習スピードに合わせて丁寧な指導を受けられるので、自己学習が苦手な生徒やまずは基礎学力をつけたい生徒には個別指導が向いています。
映像授業の特徴
映像授業は集団授業とは違い、自分のペースで学習できます。わからない箇所や問題があれば、その場で映像を止めながら学習を進めることができます。また、周りの生徒や環境などの外的要素にストレスを感じてしまう方にもおすすめです。
しかし、映像授業は品質の高い授業が多いので、その場で理解した気になり、なかなか結果に結びつかないことも多いと言われています。授業それぞれに確認テストや復習できる機会があるかどうかを確認しておく必要があります。
03.通塾しやすいかどうか確認する
自宅からの距離やアクセスの良さ、通塾時間は塾選びの大きなポイントです。
効率的に学ぶためには、通塾に負担をかけないように心がける必要があります。
通塾ルートや交通手段の確認も忘れず、ストレスなく学習できる環境を整えましょう。
ただし、距離が近すぎると学習への気分の切り替えが難しいという子どももいるので注意が必要です。
04.講師のレベルを確認する
塾選びの際には、講師の実績や資格、指導方法を確認しましょう。
質の高い教育を受けるためには、講師の評価や生徒の口コミを参考にすることが大切です。
大手の学習塾であれば、講師の特徴がホームページにも掲載していることがあるので、事前に確認しておきましょう。
また、子どもの性格や学力レベルに合っているかを確認するために体験授業を受けることをおすすめします。
05.適切な費用かどうか確認する
塾に通うには費用が多くかかります。継続して通塾するために、できるだけ費用は抑えたいところです。
しかし、費用がおさえられたとしても、通塾で十分な効果が得られなければ意味がありません。
まずは塾に通う目的に対して効果が期待できるかを確認し、費用も合わせて検討し、継続して通いやすい塾を選びましょう。
06.口コミを参考にする
実際に通った生徒や保護者の意見を確認することで、授業内容や講師の質、塾の雰囲気などを具体的に把握できます。
ホームページなどインターネットの口コミや評判も参考になります。
または実際に通っているクラスメイトに塾の雰囲気や講師の特徴を直接話を聞くこともおすすめです。
ただし、すべてが事実とは限りませんので、体験授業や見学を通して見極めることも大切です。
07.合格実績を確認する
過去の合格実績や受験生の進路先を確認することで、塾の教育効果や指導力を客観的に評価できます。
合格実績が多ければ、信頼度も高く、子どもの学習に適した場所かどうかを見極める参考になります。
ただし、合格実績が多くても受験者数が分からなければ判断することが難しいので、合格実績だけを塾選びの基準にしてはいけません。